カズ姐さんの沖縄過去Log 〜2009

私は日々カウンセリングにいらっしゃるクライアントから
多くのことを考えさせられ、学ばせていただいてます。

クライアントは鏡だとはよく言ったものですね。

カウンセリングの中で、ふとしたクライアントの言葉に
自分がハッと我に帰るときや、気づきを得ることが
たくさんあります。

私のカウンセリングの特徴ですが、ほとんど必ずといっていい程、
宿題（行動課題）をやってきてもらいます。

これは私が一方的に指示するものではなくて、
クライアント自身が今日からでも無理なくできる小さな行動を
毎日続けることです。

あるクライアントの行動課題。

それは

１日１個楽しいことを探して笑うことでした。

このクライアントは毎日これを実行。

その結果として、この行動目標とは一見なんの関係も
なさそうな家庭の問題があっという間に解決しました。

これは解決志向ブリーフセラピーといって、
私がカウンセリングでもっとも多用する手法です。

三回目の面談で
「カズさん、もう悩みがなくなりました。」と
うれしそうに言われたときは、ほんとに私の方が感激しました。



考えてみれば、私達はいつも辛いことや苦しいことはカンタンに
思い出せることができるのに、楽しいことを思い返すことは
少ないのではないでしょうか？

楽しかったこと、おもしろくて、笑ったことを
一日一個でも見つけて、紙にでも書いてみること。

人ってこうしてワークにしてしまうと、一生懸命探そうという
気になります。

よかったことや楽しいことを数え始めると当然ですが、
気分も良くなります。
楽しくなります。

だから当然波動も良くなり、高い周波数を出せば出すほど
周りの人達もその波動に感化されるし、場も影響を受けて
非常にいい雰囲気になります。

家庭問題において、家族のひとりが暗いとみんな影響を
受けますが、逆に明るくなると家庭は楽しくなります。

その結果として、いろんな問題がなぜかつぎつぎと
ドミノ倒しを起こすように片付いていきます。
ほんとにこれは不思議です。


解決志向セラピーは完全に未来志向のセラピーで、
原因を探るのではなくて、いま抱えている問題がすべて解決して
うまくいったらどうなるのかをイメージすることから始まります。

そしていまと何が違ってどんな状態なのか、
うまくいっていない現在との行動の違いを、
具体的に挙げてみるのです。

そうしていま今日からできる行動をひとつ変えていくこと。
そうすると小さな変化が大きな変化を生み出すのです。

楽しいことを１日１個見つけて笑う

そんなことしてなんになるの？と言わずに、
これはみんながやってみてもいいかと思います。

きっと身の回りにいい変化があるかも。