カズ姐さんの沖縄過去Log 〜2009

■長州　小力のネタなんだけど....

　突然ですが、

　長州小力がテレビに出てるのみて、


　長州さん、キレてるんですか？

　キレてないっスよ！


　というギャグでみんな笑っています。

　？？、みんな元ネタがわかって笑ってるのかな？と
　不思議に思って友人のひとりに尋ねてみました。

　するとやはり知らないとのこと。

　じゃあなんでみんな笑ってるんだろう？？笑




■元ネタは１０年前なんです

　そうなんです。
　昔この元ネタをライブで見ていたわたし。

　格闘技大好きで、新日本プロレスの大ファンでした。

　そのときちょうどＵインターという高田延彦率いる団体が
　あって、立ち技系の新団体と新日本プロレスの抗争が
　あったんですね。

　いやぁ～どっちの団体のファンもめっちゃ燃えてましたわ。
　もちろん、私も新日ファンでしたからね！

　あの頃は熱かった！

　フツーは団体間の試合ってのはないんだけど、あのときは
　今考えてみれば、新日とＵインターの営業戦略にわたしらが
　まんまと躍らされていたわけで～。どははは




■でも長州はマジ切れしてました(爆)

　で、長州　力なんですが、営業戦略を抜きにして、
　ほんっとにマジ切れしてたんです。笑

　だって、プロレスってケンカじゃないから、
　ちゃんとお客さんに観て喜んでもらうためにはある程度、
　「観せる」部分もないといけないわけです。

　ところがそのときの長州は三分以内でやっつけちゃいました。

　そうです、私ら観客にとってももうちょっと引っ張って
　欲しいぜ！と言いたいとこなんですよね。

　そうやって、　

　対戦相手のＵインター安生くんをメッタメタにやっつけて、
　その後のインタビューがほんとにマジ切れ発言でした。

　で、例のネタにされているあのインタビューなんですね。

　
　記者：長州さん、キレてるんですか？

　長州：キレてないっスよ！


　私は「大人げねぇ～っ！」と言って大爆笑していたのを
　覚えています。笑

　
　

■私もあのときは若かった

　そう言って笑いながらも、長州が勝ったため、

　ヤパーリ、新日本が一番よね！

　と大満足していた私。

　あの頃はまだまだ血の気が多くて若かったんです。爆

　その後新日本プロレスもなんだか活動しているのか、
　していないのか、わかんない状態になってしまいました。

　私の方もバーリトゥードなどのなんでもありーの
　総合格闘技系などに気持ちが移ってしまい、最近はもう
　すっかり格闘技は観なくなってしまいました。




■日本人が格闘技好きなのは.....

　わたし、思うんですよ。

　日本人はなぜか格闘技が大好きです。
　そして日本の格闘技はほんとに世界一なんです。

　最近でこそ、ブラジルなど南米系が強いのですが、
　やはり柔道や空手など、基本的には武器を使わないもので
　かつ精神性が重んじられているものはアジア発なんです。

　そしてこれだけ格闘技が日本で好まれているのは
　訳があると思います。


　それはおそらく日本人自体が争いを好まない国民性であり、

　その抑圧しがちな怒りやフラストレーションを、
　プロレスを観ることで、相手を誰かに投影しながら

　その感情を昇華発散させていたのではないかしら？と思います。

　だからあの時代は悪役つまりヒールって大事だったんですねー。
　ヒールがいるからヒーローがいるし。

　いまだにお年寄りは水戸黄門が好きなのもそういう感情が
　ベースなのかな？と思います。

　日本人はいい意味で精神のバランスを取っていたんですね。



■でもいまは.....


　フツーにキレる人が多くなってしまいました。
　また同時に抑圧しすぎてうつになる人も激増しています。

　感情の処理を誤ると、抑圧も発散もどちらも他人に
　迷惑をかけたり、自分を苦しめたりする結果になって
　しまいます。
　
　格闘技がだんだん下火になりつつある世の中、
　日本人の精神のバランスも同時に失われつつあります。

　今度はヒーローの代わりになるものが必要ですよね。
　ヒーローは悪役があって成り立つものですが、

　カウンセリングや癒しは悪役なしでも成り立ちます。笑

　バランス崩したらカウンセリングも気軽に利用して
　もらえるとみんな楽になれるかも。

　日本はまだまだカウンセリングを気軽に利用するという
　文化はありませんが、欧米では一流のアスリートや
　経営者はコーチやカウンセラーを雇っています。

　日本も早くその流れになるといいですね。





今日もあなたに幸せの光が降り注ぎますように！
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