今は亡き母への想い
■あれからもう一年
深夜三時に目覚めて回想する。
勉強のかたわら、うたた寝して気がついたら
11月23日になっていた。
忘れもしない一年前。
この日は母の誕生日。
そして、
それがそのまま母の命日となった。
朝、意識不明との一報を聞き、東京講座をキャンセル。
着の身着のままで新宿を飛び出し、
飛行機に飛び乗り大分に着いたのは午後1時すぎ。
しかし、もう母の息はなかった。
激しい後悔と悲しみで泣き崩れた。
なんというかわいそうなことをしたのだろう。
私がずっといなくてきっと寂しかっただろうに。
もっと傍にいてあげたかった。
もっと話を聞いてあげたかった。
でももうできない。
ごめんね、ほんとにごめん、お母さん。
一晩中母の頬に触れながらたくさん話をした。
そして最初で最後の添い寝。
苦労に苦労を重ねた人生をねぎらうように
最後は私が包んであげたい。
そう思って最後の別れをいとおしいんだ。
苦労はしたけど、母と娘二人の生活は楽しかった。
心配もかけた。
めったにないが怒られもした。
そして
たくさんの愛をもらって幸せだった。
そして、今日が一周忌。
母はとにかく愛されるキャラだった。
その証拠に弔問に現れたお客さんの多いこと。
母の通っていた教会では、毎年11月23日は
母のメモリアルデーとして記念行事を
行うことにしたという。
人はひとりで生きているのではなく、
周りとつながって周りと分かち合う人生。
それを教えてくれたのは母。
あれからもう一年。
一年もたったとは思えないほど早く感じる。
今日は「一日中母を想っていよう」、
そう思って、セミナーに向かった。
私の仕事は人に社会に貢献する仕事。
きっと母は私の活躍を喜んでいるに違いない。
だからこの仕事に全力を注ごう。
愛のある仕事をしよう。
そう思った。
セミナーはいよいよ明日が山場。
そして25日には前半が終了する。
この2日間は150%の全力を尽くして
頑張っていきたい。
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